工場や建物、地下、高架下、橋梁下、トンネル内などで、天井が低くクレーンによる重量物の吊り上げが困難な場所、入り口が狭くてクレーンが入らない場所、搬入先の周辺に電線や障害物などがあって重量物をクレーンで吊り上げると接触や破損の危険性がある場所、建屋内の床の荷重制限によりクレーンが使えない場所などで重量物を搬出入するには、「門型油圧リフター」がその搬出入作業を容易にしてくれます。また、万一にも床に傷をつけることなく重量物を移動したいときなどにも、「門型油圧リフター」がその課題を解決してくれます。

門型油圧リフターは、工場内設備の入れ替えや撤去、中型・小型工作機械の据え付けや撤去、地下や建屋内などの閉空間での重量物の据え付けや撤去、トンネル内天井設備の押し上げ設置、プラント内の設備の搬入や撤去、高架下での重量物の揚重、車両への重量物の積み込みや荷下ろし、橋梁仮設鋼材の支持、2門使用での重量物の寝起こし、開口部からの重量物の搬入や搬出作業など、クレーン作業に代わる様々な用途・作業に使用できます。
応用的には、2門使用による長尺物の運搬や、ジャッキとしての押し上げ作業、せり上げ用または支持用の架台としても、門型油圧リフターは利用できます。

門型油圧リフターとは

門型油圧リフターTB-100-Ⅱの外観

門型油圧リフター TB-100-Ⅱ

門型油圧リフターの構成図

門型油圧リフターとは、油圧の力で左右のシリンダー(ブーム)を伸縮して重量物を吊り上げ、重量物を吊り上げた状態で走行ローラにより移動することが可能な機械です。
門型油圧リフターは、油圧ユニット・左右のブーム(油圧シリンダー)・ビーム(梁)から構成されており、コンパクトに分解、組み立てができます。そのため、分解して容易にトラックで搬送することができ、簡単に現場で組み立てることができます。

昇降動力は油圧式のため、重量物を吊り上げている(負荷がある)ときも吊り上げていない(無負荷)ときも、左右のブーム(油圧シリンダー)の動きは滑らかで、自由な高さに調節できます。また、低速で動作するため、吊り上げる荷物への負担も少なく、ミリ単位での位置合わせも容易にできます。

門型油圧リフターのブームはクレーンのブームとは異なり、左右のブーム間での決められた範囲で重量物を揚重、運搬するため、クレーンの誤操作などによる荷物のブレや落下などのリスク、ブーム作業能力半径超過によるクレーンの転倒などの事故リスクも軽減します。

作業環境や作業内容に応じて、嵩上げ台、走行レール、長・短ビームなど様々なオプション品もありますので、ご活用をお考えの際はぜひ当社へご相談ください。最短5日間からレンタルにてご利用いただけます。

資料請求・商品のお問い合わせ ≫

門型油圧リフターの特長

  • 門型油圧リフターの電源は、単相100V(2t・3t)と三相200V(5t・10t)の両方があります。排気も騒音もないため、地下やトンネル、屋内などの空間でも快適に使用でき、環境に優しい機械です。
  • 操作が簡単! 上・下の押ボタン式ペンダントスイッチで簡単に操作できます。
  • 操作の資格は必要としません。門型油圧リフターはクレーンではなく「せり上げ機械」となります。(玉掛け作業は、資格は必須ではありませんが、玉掛け資格所有者におこなってもらう事を推奨しています。)
  • オプションの嵩上げ台、長・短ビーム、走行用レールなどのご利用で、さらに幅広い用途に使用できます! 詳しくはお問い合わせください。

動画でみる門型油圧リフターの特長と使い方(YouTube)

門型油圧リフター(TB-36)

資料請求・商品のお問い合わせ ≫

門型油圧リフター使用上のご注意

  • *門型油圧リフターは、電気チェーンブロックを吊るしての使用はできません。
  • *オプションを使用の場合は能力が低下しますので、別途お問い合わせください。
  • *門型油圧リフターは水濡れ厳禁です。十分にお気をつけてご使用ください。
  • *オーバーロード、電圧降下にご注意ください。
  • *どの機種も、駆動時に出力の3倍以上の電源が必要になります。

門型油圧リフターの仕様

門型油圧リフターには、せり上げ能力が2tのTB-20R、せり上げ能力3tのTB-33R、5tのTB-50、10tのTB-100-Ⅱの4種類があります。それぞれ、せり上げ能力に応じて機械本体のサイズやズームストロークなども異なりますので、門型油圧リフターに吊るす重量物の重さやサイズなどをご確認の上、各タイプの製品仕様をご覧ください。オプション品やさらに詳しい内容、お客様の作業目的に門型油圧リフターが使用できるか否かなど、ご不明な点は何なりとお気軽にお問い合わせください。

門型油圧リフター(TB-20R)の仕様

外観

門型油圧リフターTB-20Rの外観

門型油圧リフター TB-20R

主要寸法図

門型油圧リフターTB-20Rの主要寸法図

(単位:mm)

製品仕様

商品名 門型油圧リフター
型式 TB-20R
せり上げ能力(t) 2段目:2.0 1段目:0.6
(荷重の重心がビーム中央部で支点間ビーム長さの1/3の領域)
揚程(mm) 最小1,430~最大2,930(地面から吊環ピン穴下面まで)
ブームストローク(mm) 1段目:730 2段目:770
ブーム伸縮速度(mm/min) 伸長時 1段目:900 2段目:400
縮小時 1段目:1,200 2段目:800
ブーム型式 箱型3段全油圧伸縮式(手動固定ピンタイプ)
ブーム伸縮装置 複動油圧テレスコシリンダ直押式
走行装置 キャスター(駆動装置なし)
電源(v) 100
電動油圧ユニット 0.4kw×2基
定格圧力(kg/cm³) 58
本体重量(kg) 約400(油圧ユニット含む)
その他オプション 嵩上げ台、長・短ビーム、などの仕様につきましてはお問い合わせください。

資料請求・商品のお問い合わせ ≫

門型油圧リフター(TB-33R)の仕様

外観

門型油圧リフターTB-33Rの外観

門型油圧リフター TB-33R

主要寸法図

門型油圧リフターTB-33Rの主要寸法図

(単位:mm)

製品仕様

商品名 門型油圧リフター
型式 TB-33R
せり上げ能力(t) リフト本体出力・左右合計能力:3
(荷重の重心がビーム中央部で支点間ビーム長さの1/3の領域)
揚程(mm) 最小1,425~最大3,125(地面から吊環ピン穴下面まで)
ブームストローク(mm) 1段目:850 2段目:850
ブーム伸縮速度(mm/min) 伸長時 1段目:700 2段目:850
縮小時 1段目:900 2段目:1,100
ブーム型式 箱型3段全油圧順次伸縮式
ブーム伸縮装置 複動油圧シリンダ直押式2本×2基
ビーム形鋼サイズ H100×200
走行装置(駆動装置なし) 前方:ブレーキ無しウレタン車輪自在キャスター
後方:ブレーキ付きウレタン車輪自在キャスター、脱着タイプリフト単体搬送用支持脚付き
電源(v) 100(15A以上)×2
電動油圧ユニット ギヤポンプ、電動モーター駆動(0.55kw×2基)
定格圧力(kg/cm³) 120
作動油タンク容量 3ℓ×2基
本体重量(kg) 総重量:600
リフト本体:215(ブーム、台車)×2基
ビーム:80(吊環含む)×1基
油圧ユニット:45×2基
その他オプション 嵩上げ台、長・短ビーム、などの仕様につきましてはお問い合わせください。

資料請求・商品のお問い合わせ ≫

門型油圧リフター(TB-50)の仕様

外観

門型油圧リフターTB-50の外観

門型油圧リフター TB-50

主要寸法図

門型油圧リフターTB-50の主要寸法図

(単位:mm)

製品仕様

商品名 門型油圧リフター
型式 TB-50
せり上げ能力(t) 5(荷重の重心がビーム中央部で支点間ビーム長さの1/3の領域)
揚程(mm) 最小1,450~最大3,150(走行車輪下面より吊環まで)
ブームストローク(mm) 1,700
ブーム伸縮速度(mm/min) 伸長時 2段目:700 3段目:850
縮小時 2段目:900 3段目:1,100
ブーム型式 箱型3段全油圧伸縮式
走行装置 動力走行装置無し・2輪にブレーキ付きウレタンキャスター
車輪方向:45°にピン固定可能
電源(v) 三相200/220(16A以上)×1
電動油圧ユニット ポンプ出力2.2kw×1
操作装置 有線リモコン式ペンダントスイッチ×1
本体重量(t) 総重量:1.2
リフト部:0.31(ブーム、走行台車)×2基
ビーム部:0.27(吊環含む)
油圧ユニット:0.31(ホース、ケーブル、操作装置含む)
その他オプション 嵩上げ台、長・短ビーム、走行用レールなどの仕様につきましてはお問い合わせください。

資料請求・商品のお問い合わせ ≫

門型油圧リフター(TB-100)の仕様

外観

門型油圧リフターTB-100-Ⅱの外観

門型油圧リフター TB-100-Ⅱ

主要寸法図

門型油圧リフターTB-100-Ⅱの主要寸法図

(単位:mm)

製品仕様

商品名 門型油圧リフター
型式 TB-100-Ⅱ
せり上げ能力(t) 10(荷重の重心がビーム中央部で支点間ビーム長さの1/3の領域)
揚程(mm) 5,000(内間寸法:4,500)
ブームストローク(mm) 3,000
ブーム伸縮速度(mm/min) 伸長時 710
縮小時 1,200(100~1,700可変)
ブーム型式 箱型3段全油圧伸縮式
ブーム伸縮装置 複動油圧シリンダ直押式2本×2基
吊り環(t) 5×2
走行装置(駆動装置なし) 走行車輪固定式(専用レール上走行)、動力駆動無し
車輪:鉄輪248(径)×40mm(幅)
電源(v) 三相200/220(16A以上)×1
油圧ユニット ギヤポンプ電動モータ駆動(3.7kw×1基)
定格圧力(Mpa) 17.2
作動油タンク容量 42ℓ×1基
操作装置 有線リモコン式ペンダントスイッチ×1
安全装置 油圧シリンダロック装置、油圧安全弁、漏電ブレーカー、モータ逆転防止リレー、サーマルリレー
本体重量(t) 総重量:2.5
リフト部:0.8(ブーム、走行台車)×2基
ビーム部:0.55(吊環含む)
油圧ユニット:0.35(ホース、ケーブル、操作装置含む)
その他オプション 嵩上げ台、長・短ビーム、走行用レールなどの仕様につきましてはお問い合わせください。

資料請求・商品のお問い合わせ ≫

門型油圧リフターの活用事例

入口が狭かったり吊りしろが足りない、障害物があるなど様々な理由でクレーンを使えない現場環境での難しい作業を、門型油圧リフターを活用して解決した事例をご紹介いたします。

事例狭い入口から門型油圧リフターで機械装置を工場内に搬入

6tの機械装置を門型油圧リフターで工場内に搬入!
狭い入口から機械装置を横向きに寝かせて工場内に搬入し設置した事例です。

「神奈川県の新設工場に6tの機械装置を搬入したいが、搬入口が狭く機械装置を横向きに寝かさないと入らない。その後、その横向きに寝かした機械装置を、工場内の狭いところで縦に起こして設置しなくてはいけない。」という、とても条件の厳しい案件の現場からのご相談でした。

通常は、工場内に仮設を組み、チェーンブロックなどで機械装置を吊り上げて設置場所まで運搬する大掛かりな作業になります。もしくは、建屋の屋根を壊し、大型のクレーンで機械装置を吊り上げて搬入する方法などがありますが、新築の工場ということもあって屋根を壊すわけにはいきません。

そのような状況には、門型油圧リフターが課題を解決してくれます。門型油圧リフターは、門型に設定されたブーム(柱)とビーム(梁)などで構成されている機械で、油圧シリンダーによってブームを伸縮させ、ビームに重量物を吊り、重量物を吊ったまま横に移動できるせり上げ機械です。

今回の現場では、まず狭い入口から6tの機械装置を工場内に搬入するために、機械装置を横に寝かせて門型油圧リフターに吊ります。門型油圧リフターにはキャスターが付いているので、6tの機械装置を吊るしたまま門型油圧リフターを人力で工場内に移動させます。機械装置を設置する場所まで移動させたら、門型油圧リフターに吊るした機械装置を縦向きに戻します。ここで、重量物を立て起こす場合は重心が左右に動くためとても危険な作業になりますが、門型油圧リフターは重量物の重心の移動に合わせて動くため、安全に作業することができます。

結果的に、①大掛かりな仮設を組む作業が要らなくなった。②重量物を安全に移動して立起こしの作業もできた。③それによって工期を大幅に短縮することができた。ということで、安全面と費用面で大いにお客様に満足していただくことができました。

機械装置を横向きに寝かせて吊るした門型油圧リフター
機械装置を吊るしたまま人力で工場内に移動させた門型油圧リフター
門型油圧リフターに吊るした機械装置を横向きに戻す作業

事例吊りしろが足りずクレーンが使えない高所へ7.5tのホイストを設置

クレーンで吊るには吊りしろが足りない高所への重量物の揚重に!
門型油圧リフターを利用して天井ギリギリのところへ7.5tのホイストを設置した事例です。

千葉県内のある工場内にドイツ製の自動出庫システムラックを組み立てる現場より、「建屋内の最上部に7.5tのホイストを据え付ける作業を請け負ったが、建屋内の天井近くまで高さのあるシステムラックの上、建屋内の上部ギリギリの高さにホイストを設置するため、クレーンで吊るには吊りしろが足りずクレーンが使えない。屋根を取り外して大型のクレーンでホイストを設置する施工方法もあるが、これには時間と費用がかかるため、他に良い揚重方法はないか。」とのご相談を受けました。

上から吊るせないなら下からせり上げる方法がある!
門型油圧リフターの出番です。

門型油圧リフターはコンパクトに分解できるため、現場への搬入は分解した状態でおこなえるメリットもあります。また、門型油圧リフターは「せり上げ機」であり「クレーン」には該当しないため、クレーンの資格などがなくても揚重作業をおこなうことができます。(玉掛け作業は、資格は必須ではありませんが、玉掛け資格所有者におこなってもらう事を推奨しています。)

門型油圧リフターは、重量物を下からせり上げて高所に上げるため、今回のように障害物があって重量物をクレーンなどで上から吊るすことができない現場でも、建屋内上部ギリギリのところまで揚重することができます。また、門型油圧リフターの油圧式シリンダーは、左右独立して動かすこともできるため重量物を設置する際の微調整が容易で、効率良く設置作業をおこなうことができます。

分解して搬入し建屋内に設置した門型油圧リフター
重量物を下からせり上げて高所に上げる門型油圧リフター

結果的に、①工場建屋の屋根を外す大掛かりな作業をしなくてすんだ。②重量物を安全に揚重し設置することができた。③それにより工期を大幅に短縮することができ費用も抑えることができた。ということで、作業の安全面と費用面で大いにお客様にご満足していただくことができました。

事例変電所での空気遮断機の入れ替え作業に門型油圧リフター

送電線が障害となりクレーンを使用できない現場で門型油圧リフターが活躍!
変電所での重さ約2t高さ5m以上ある空気遮断機の入れ替え作業をおこなった事例です。

ある変電所の現場から「変電設備にある空気遮断機を入れ替えたいが、送電線があってクレーンが使用できない。何か良い機械はないか。」とのお問い合わせがありました。
詳しくお話しを伺うと、①空気遮断機の重量は2tほどだが高さは5m以上ある。②地面は整地されていない(不整地)ということでした。

このようなケースの場合は門型油圧リフターを活用できます。

今回の現場では、門型油圧リフターを使用するにあたり課題となったのが、地面の不整地と空気遮断機のサイズ(高さ)ですが、地面の不整地については、門型油圧リフターを移動させる経路に鉄板を敷き、門型油圧リフターの専用レールを使うことで簡単に解決します。
そして、空気遮断機を吊る高さについては、10tの門型油圧リフター(型式TB-100-Ⅱ)のブームの最大伸長が5,360mmのため、そのままではサイズ5m強の機械を吊ることはできませんが、オプションの嵩上げ台を使用すれば簡単に解決できます。
嵩上げ台はその名のとおり門型油圧リフターの全高を伸ばしてくれる部材で、500mmと1,000mmの2種類があり、吊る重量物の高さに応じて柔軟に対応できます。
今回の現場では、1,000mmの嵩上げ台をご利用いただきました。

地面に鉄板を敷いて使う門型油圧リフターの専用レール
嵩上げ台を使用して空気遮断機を吊る門型油圧リフター

門型油圧リフター自体の設置については、当社にて設置工事も請け負っておりますが、お客様のご希望は「今回は短期間で2回使用するため自分達で設置をしたい。」とのことでしたので、お客様の現場に立ち会って門型油圧リフターの使用方法や注意点などのご説明をし、安心して使っていただくことができました。

事例火力発電所内の配電盤の搬出入作業に門型油圧リフター

門型油圧リフターで縦長の配電盤を持ち上げて移動!
ジャッキアップでは転倒の危険が伴う重量物を安全に持ち上げて移動させた事例です。

火力発電所内にある配電盤室にて、複数の配電盤同士が立ち並ぶ狭い環境の中、古い配電盤を新しい配電盤に入れ替える作業に門型油圧リフターをご利用いただきました。

古い配電盤の搬出方法は、配電盤をローラーコンベアに乗せて配電盤室からクレーンの届く場所まで運び出すというものでしたが、そのローラーコンベアに配電盤を載せるためには、いったん配電盤を床から持ち上げて移動させなくてはなりません。
床から重量物を持ち上げるには、油圧ジャッキを使ってジャッキアップする方法がありますが、今回は配電盤の形状が縦長だったため、ジャッキアップでは配電盤が不安定になり転倒の危険性があるとのことでした。

そこで門型油圧リフターをご利用いただきました。
門型油圧リフターであれば、重量物をビーム(梁)に吊りますので、重量物の形状が縦長であっても安定して床から浮かすことができます。そして、吊り上げた重量物は、門型油圧リフターのビーム(柱)に取り付けたトロリーで横移動して引き出します。

ただ、門型油圧リフターを使用するにあたり、こちらの現場では、配電盤同士の間隔が狭くて標準のビーム(3,000mm)だと長すぎて使えないという課題がありました。そのため、特注で2,500mmのビームを製作して対応し、解決いたしました。
これにより、お客様の作業効率と安全性を向上させることができ、ご満足いただける結果となりました。

門型油圧リフターには、重量物の大きさや現場の状況に応じて長・短のビーム、高さが不足する場合は高さを上げる嵩上げ台などのオプション品をご用意しておりますので、様々な現場環境に対応できます。
当社では5日間から門型油圧リフターをレンタルしておりますので、重量物を持ち上げて移動させる作業の際は、ぜひ当社へご相談ください

配電盤をローラーコンベアに乗せて運び出す作業員
複数の配電盤同士が立ち並ぶ狭い環境
配電盤を吊るして移動する門型油圧リフター

事例オフィスビル内での重量物の移動に門型油圧リフター

大理石製の重さ1.5t長さ4.2mの長椅子を門型油圧リフターで移動!
オフィスビルのロビー床を傷つけることなく重量物を安全に移動させた事例です。

都内のあるオフィスビルの改修工事現場にて、「1階のロビーに設置してある大理石製の長椅子(重さ1.5t 長さ4.2m)を移動したい。」とのご相談でした。

オフィスビルのロビーですので、万一にも床を傷つけてはいけませんし、当然のことながら移動する大理石製の長椅子にも傷をつけたり、破損させるわけにはいきません。
「オフィスビルの中なのでクレーンも使えなければ、夜間だけの作業なのでできる限り大掛かりな養生もしたくない。」

これらの課題をクリアして、重く長さのある重量物をオフィスビル内で安全に移動するには?

まず、床を傷つけずに重く長さのある重量物を安全に移動するには、重量物を少しだけ浮かせて運ぶのが一番確実な方法です。また、大掛かりな準備時間をとれない場合は、単体ですぐ使用できる機械である必要がありますが、それらの条件をすべて満たしている機械が「門型油圧リフター」です。

門型油圧リフターは、油圧シリンダーにより伸縮するブーム(柱)とビーム(梁)を門型に組み立てて、ビームにセットした重量物をブームの伸縮により上に持ち上げたり下に降ろしたりできる機械で、キャスター車輪によって重量物を吊るしたまま横に移動させることもできます。

大理石製の長椅子を吊るした門型油圧リフター
重量物を吊るしたまま横移動する門型油圧リフター

こちらの現場では、門型油圧リフターを利用することによって次のようなメリットがありました。

  • ①分解・組立式のため揚重機自体をコンパクトに搬送でき、狭い間口でも容易に搬入して現場で組み立て、屋内で使用することができた。
  • ②クレーンに該当しないためクレーン資格のない作業員でも操作でき、設置届などの手間もなかった。
  • ③門型油圧リフターはウレタン製のキャスターで、床面の養生無しで床面を傷つけることなく使用できたため、養生する手間も省けて作業時間を短縮できた。
  • ④上下の動きは油圧式のゆっくりした稼働で移動先に設置する際の微調整が容易なため、長椅子も傷つけることなく安全に効率良く指定の場所に設置することができた。

重量物を持ち上げて移動する作業の際は、ぜひ門型油圧リフターをご活用ください。

資料請求・商品のお問い合わせ ≫

重量物を吊る・上げる作業の改善に役立つ商品・事例

  1. 環境・職場改善navi(ナビ)トップ
  2. 職場の環境や作業改善に役立つ商品・事例紹介
  3. 重量物を吊る・上げる作業の改善
  4. 門型油圧リフター

GO TOP GO END